極限への挑戦!
超音波で発生する球状キャビティ(微小真空核群)の 密度と大きさを 現在迄培ってきた技術を結集し、極限を大きさを目指そうと 現在開発を進めています。
超音波密度は、今までの超音波バリ取りの145W/ℓ でしたが、現在、750W/ℓ~1500W/ℓの超音波密度の装置を開発中で 局部的には、3000W/ℓの超音波密度も実現します。
この目的は、瞬間的バリ取り、瞬間洗浄の実現だけではなく、有機化合物、無機物の分解、合成、反応促進、分散、殺菌など等 超音波キャビティーの新しい応用分野~超音波反応促進塔~を切り開こうとするものです。
順次結果を公表していきますので よろしくお願い申し上げます。
グラビアシリンダーの 真・超音波洗浄
各種グラビアシリンダーについて 手動機から ワンサイクル自動機、全自動機まで 様々な超音波洗浄機・乾燥機を納入してきた。グラビアシリンダーについては、超音波で発生する球状キャビティーの形状は、直径3~5mmΦくらいが適当であると思う。強すぎるのは良くない。シリンダーについては、シャフト付き、シャフト無しともゆっくり回転させながら 無数の球状キャビティーで洗浄する。もちろん、シリンダ長の変化には、手動、自動で対応する。
フィルターの再生洗浄 と 真・超音波洗浄
ディスクフィルター、プリーツフィルターなどの再生洗浄は、キャビティ―の形状は 球状星雲型キャビティを利用し、その直径は、3~5mmφくらいが ちょうど適している。バリ取り用の7~10mmφの球状星雲型では、強力すぎて ディスクフィルターの内部の5μm未満のSUSの糸を切断してしまう可能性がある。洗浄技術は、確立しているので、お客様としっかり打合せをして 洗浄前のフィルターの工程、状況をしっかり教えていただき、且つ 洗浄後の検査方法について 合理性があればよいと思う。
実験は、随時受付中。
塗装剥離と 真・超音波洗浄技術
自動車工場などの塗装工場で使用される塗装治具は、随時、付着塗料を除去する必要がある。塗料剥離は、一般に非常に刺激臭の強い剥離剤を使用し、時には 強アルカリ下で、80℃程度に過熱した剥離液に10分以上浸漬して、その後、水洗して、除去しきれなかった塗膜は、人手等によって除去する。作業者は、防毒マスクをつけているとは言え、作業環境は 非常に厳しい。
真超音波洗浄技術は、剥離液の中に強力な超音波を照射し、バリ取りに近い直径5~7mmφの球状星雲型キャビティ(微小真空核群)を無数に発生させて、剥離剤の性能を補助し、塗膜を引きはがす。より早く、より緻密に除去する事が可能である。
ブルー・スター R&Dは 培ってきた超音波エッチング技術を 塗装剥離にも応用していく。
金属3Dと 超音波バリ取り洗浄
金属3D製品は、当初の既存の部品の一体化から、いまでは、既存の加工技術の限界をはるかに越えて、理論上限界点のような空間利用技術を実現し始めている。微細な無数の細管流路設計は、その典型で、熱効率と小型化を極限まで推し進めている金属3D精密成型は、全く新しい技術のコアになるに違いないと思う。
ただ、解決しなければならない問題が 残る。
金属3D製品が より精密、より複雑になればなるほど、内部に残された金属微粉を 完全に除去する事が必要になる。それが出来なければ 金属3D事業の未来には、困難が待ち受ける。
超音波バリ取り洗浄技術は、ここに詳細は書けないが、内部の金属微粉を 強力な超音波で除去する事が可能であり、多数の実績を確立している。金属3D内部微細流路の金属粉除去は ぜひ、当社にお任せ願いたい。実験は随時受付中。
再び PPS精密成型品の超音波バリ取り洗浄
様々な金属、セラミックスと PPSの精密成型複合製品の 超音波バリ取り洗浄の実績が 世界に広がっています。ベトナム、中国各地。精密成型品の量産工程において 射出成型機が 数十台並び、ほぼ無人化自動化されているのは、国内外で よく見られる光景ですが、その無人化工場のラインの一角に 30人から60人の人が集まっているのを我々は 目にします。それは、人手によるバリ取り工程であり、検査工程でもあります。ライン毎に バリ取り要員の人の塊を見る事は 珍しくありません。そして 多くの国と地方で そのバリ取り要員の確保も難しくなっています。精密であればあるほど、人手で、バリを除去するのは、難しい、神経をすり減らす工程になります。
超音波バリ取り洗浄機は、それらの人に変わり、超音波で、バリを除去し、洗浄します。1台で30人の削減に成功と言う事例も少なくありません。超音波バリ取り洗浄機は、今、世界各地で、大幅な人件費の削減と 品質の工場、競争力の確保に 貢献しています。