超音波キャビティーションピーニング効果の追求と お願い
超音波で、発生するキャビティー(微小真空核群)を 直径10㎜Φ程度まで大きく生成させ、さらに 衝撃力強化のため、キャビティーの消滅速度を強化する技術(キャビティー爆縮技術)の特許が成立。このキャビティー爆縮技術を様々な分野で使用できないか検討を進めている。
有機物の分子レベルの分解、ナノレベルの分解結合、ナノ粒子の生成等々。視点を変えて、ショットピーニング効果と同等な効果を出せるピーニング効果を出せないか、検討を始めた。
キャビティーの爆縮技術は、5mmのアルミ板も破壊できる。金属の表面層に圧縮残留応力をキャビティで生成できるか、確認したい。さらに 耐摩耗性の向上、耐応力腐食割れ特性の向上、放熱性の向上、流体抵抗の減少等の効果をショット材を使用せずに超音波だけで達成したい。
ただ、圧縮残留応力の測定など、当社では、出来ない事が多く、関心をお持ちいただける、お客様がおられたら ぜひ、お声をかけていただけないだろうか。超音波のキャビティーは 圧縮と開放を交互に行うため 同時に応力残差の軽減作用も持つことになり、キャビティーの発生位置のコントロール技術は 従来のバリ取り技術以上に 難しいとは思っている。
実験で確認したい。 by shibano
(2024.07.03)