超音波による農林水産物の分子レベルの粉砕について
有機超高分子ヒアルロン酸の超音波による低分子量化の成功は、さまざまな植物の超音波によるμmレベルの微細化ができるようになったことを意味している。杉などの針葉樹林、トウモロコシの茎や、サトウキビの搾りかすのバガスから、セルロース、ナノセルロースを取り出す以外にも、様々な食品原料の超音波による低分子量化、微細化ができる事は 明らかである。
ただ、対象の食品(植物材料)が、非常に複雑な微量成分の微妙なバランスで 味などが成立している場合は、 超音波によって有効物質を破壊したり、有害物質を生成したりと 目的と真逆な効果が、あらわれかねない。それ故、対象の植物などは、比較的限定されるかも知れない。
ブルースターR&Dは、この分野でも開発研究を継続していく。
(2024.06.24)