4倍出力超音波バリ取り洗浄 実験室に設置!
従来の超音波バリ取り装置は、2W/cm2。より、強力な超音波バリ取り装置を目指して、4倍出力振動子(300W/個)を開発し、試運転を続けて来た。
本社 実験室に 20KHz 4W/cm2,1200W 有効面積200mmx150㎜の 超強力なバリ取り洗浄機を設置。実験に 使用することにした。
続いて、20KHz 4W/cm2 2400W 有効面積300mmx200㎜の実験機も準備中。従来のバリ取り機で 取り切れないバリ除去に 活用する。
キャビティーの解析 始まる。
超音波で発生するキャビティを 210万分の1秒という高速カメラで 撮影してから、3年。膨大な撮影データを切り取って、それぞれ解説を加えてきたが、本格的解析は、行ってこなかった。当社の規模で、このデータを扱う事は、無理ではないかと考えてきたからである。同時に 企業としては、そのデータから得られる新技術を 営業力に展開する事を 優先せざるを得なかった。
しかし、210万分の1秒という高速カメラで、捉えた映像は、超音波洗浄におけるキャビティーの考え方を一変させる現象が、至る所にちりばめられている。キャビティーの生成消滅の理論的仮定が、ナノゼオライトの生成実験において 証明されているが、その奥にあるさらなる現象は、従来の仮定では、とらえきれない。
それは、新しい、より有効な活用方法を示唆するものである。(私はすぐに、活用方法の魅力に引きずられてしまう。)
基礎実験を楽しみながら 事業展開が出来る会社になれたら うれしい。夢か。
実験室 最強の大型超音波洗浄槽 EHⅡ‐25‐6000 稼働
【超音波洗浄・研磨・装置 PERION-EHⅡR-25-6000】 1台
アルカリ系水溶性洗浄剤仕様
初登場 25KHz 6000Wの大型、真・超音波洗浄装置
超・強力な超音波で、保守、メンテナンス用のこびり付いた汚れを除去します。
既設の超音波で 落ちない汚れ、ぜひ、お持ちください。
真・超音波洗浄機の威力を 体感してください。
超音波除錆について
一口に 錆と言っても 実に種類が多く、きれいに除去出来たりできなかったり、なかなか安定した結果を だすことが出来ないでいる。除錆技術を極め、ビジネス展開しようとして、直ちに、直面しなくてはならない現実がある。除錆に関する価値である。
実験開始とともに お客様から送られてくる錆びた製品は、大変申し訳ないが、廃棄処理直前の 付加価値を喪失したと思われるものも少なくない。依頼の多くは、不良品の処理と思われるものが多く、除錆が より、付加価値を生むのか 疑問を待たざるを得ないと感じてしまう。
それでも、除錆という化学変化は 面白い。たかが錆取りと言うけれども、実験をして 全表面が赤茶けて捨てるしかないと思われた製品が、鈍く輝く新品同様の金属表面を取り戻すのを見ると、素直に感動する。
化学反応の超音波による効率的促進と、その技術の普及は、当社の大きな目標の一つであり、私の悲願でもある。
ビジネスとしてはともかく、超音波除錆は、市販されている除錆剤の力も借りながら、続けていく。
by shibano
7月15日 超音波洗浄技術 耐面講座 開催
超音波洗浄のメカニズムと効果的な活用法および最新応用技術
講師 柴野から ご挨拶。
経験と勘を頼る洗浄技術を排し、実験と理論に基づく洗浄理論を打ち立てるために、私は、1993年日本洗浄工学研究会を創設し、環境負荷の優しい洗浄技術の確立を目指した。
しかし、日本のバブル崩壊と製造業の海外移転の奔流は、参加する研究者をアジアの製造工場へ押し流し、日本洗浄工学研究会は、休眠に追い込まれ、現在に至る。
あれから、30年。洗浄技術は、どのように進化し、日本の製造業の期待に応え、世界を牽引しているのだろうか。超音波洗浄技術は、この30年どのような進化を遂げたのか。アジアの洗浄技術の進展にどのような貢献が出来ているのか。
このセミナーでは、超音波洗浄技術の原理、この30年の進化の技術を世界初の高速映像を使って、理解していただく。超音波洗浄、キャビテーション応用技術をさらに深く広く、ものつくりの現場に広げられるように解説する。
[プログラム]
1.世界初の210万分の1秒の高速動画で学ぶ超音波洗浄のメカニズム
(1).誤解だらけの超音波洗浄技術
a.オゾン層破壊と超音波洗浄 :CFC-113の功罪
b.超音波洗浄とは何か :超音波洗浄の原理
c.映像で学ぶキャビティーの種類 :ガス星雲型と球状星雲型
(2).超音波洗浄で汚れが除去される瞬間
a.汚れが除去される瞬間 :1000分の1秒動画
b.汚れが除去される瞬間 :21万分の1秒動画
c.超音波洗浄設計とキャビティーの形状の意味
(3).超音波洗浄のメカニズム
a.超音波洗浄の役割
b.キャビテーション
c.液条件とキャビテーション
2.超音波洗浄装置の技術
(1).第1世代の超音波洗浄装置の技術
(2).第2世代の超音波洗浄装置の技術
a.キャビテーションコントロールの意味
b.キャビティーの発生位置のコントロール
c.キャビティーの衝撃力のコントロール
d.キャビティーの密度のコントロール
(3).第3世代の超音波洗浄装置の技術 :現代・超音波洗浄技術の基本
a.人件費削減・品質の向上・国際競争力の強化のために
b.球状星雲型キャビティーを使うか、ガス星雲型キャビティーで満足するか
3.超音波洗浄プロセスと活用事例
(1).洗浄方法と洗浄工程の選定
(2).超音波周波数の選定
(3).超音波洗浄の活用事例
a.金属部品の洗浄事例
b.ガラス部品の洗浄事例
c.プラスチック部品の洗浄事例
4.超音波洗浄技術の最新応用技術とその事例
(1).超音波バリ取り洗浄技術への応用
(2).超!超音波洗浄技術への応用
(3).超音波バレル研磨技術への応用
(4).超音波エッチング技術への応用
(5).超音波有機高分子分解技術への応用
(6).超音波バイオエタノール、ナノセルロース生成技術への応用
(7).超音波は、どこまで進化できるか
・ナノダイヤモンドの生成、超音波核融合は可能か
5.超音波キャビテーション技術相談
・個別相談にお応えいたします
対面講座申し込みは 以下へ。
会場
日本テクノセンター研修室
〒 163-0722 東京都新宿区西新宿2-7-1 新宿第一生命ビルディング(22階)
– JR「新宿駅」西口から徒歩10分
– 東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩8分
– 都営大江戸線「都庁前駅」から徒歩5分
電話番号 : 03-5322-5888
FAX : 03-5322-5666
超音波による、ナノゼオライトの生成に成功
ブルースターR&Dは、超音波のキャビティーの衝撃力を 大気圧下で発生する衝撃力の限界を越えて、より強力にする技術を実用化。
様々なナノ粒子の製造、超音波有機合成にも 挑戦を始めている。
まず最初に ナノゼオライトの生成実験を行い、その生成に成功。
超音波を使用して生成するナノゼオライトは、その形状に 特別な特徴があり、順次 データを公開していく。