キャビティーの解析 始まる。
超音波で発生するキャビティを 210万分の1秒という高速カメラで 撮影してから、3年。膨大な撮影データを切り取って、それぞれ解説を加えてきたが、本格的解析は、行ってこなかった。当社の規模で、このデータを扱う事は、無理ではないかと考えてきたからである。同時に 企業としては、そのデータから得られる新技術を 営業力に展開する事を 優先せざるを得なかった。
しかし、210万分の1秒という高速カメラで、捉えた映像は、超音波洗浄におけるキャビティーの考え方を一変させる現象が、至る所にちりばめられている。キャビティーの生成消滅の理論的仮定が、ナノゼオライトの生成実験において 証明されているが、その奥にあるさらなる現象は、従来の仮定では、とらえきれない。
それは、新しい、より有効な活用方法を示唆するものである。(私はすぐに、活用方法の魅力に引きずられてしまう。)
基礎実験を楽しみながら 事業展開が出来る会社になれたら うれしい。夢か。
(2025.07.28)