超音波バレル(バリ取り・研磨・洗浄・乾燥)の完全自動化について
お客様に お聞きしたい。
メディアを使わず、超音波と水だけで、バリ除去と研磨が出来、そして 最高の洗浄品質が保証され、乾燥して 製品が出てきたら それでも皆さんは、既存のバレル研磨を 使い続けますか。
従来通り、人材確保に悩み、メディアを使うための重労働をいとわず 分離後の洗浄も継続し乾燥工程にも配慮する。そして、排水処理にも気を遣う。もちろん、人件費も 少なくない。それでも 新しい革新的技術には、目を向けない。
超音波バレル研磨は 品質が安定しない! いや、そういう事はありません。品質が安定し、バレル研磨と 同等以上とも言われています。多くの事例で、メディアを使わないため重労働から解放され 軽作業になります。
メディアを使わなくても、六角回転かごに ワークを入れたり、出したりするのが 手間がかかる!蓋の開け閉めが 大変だ! いや、フタ無しで 六角回転カゴ内部のワークを出し入れするフタ無し特殊カゴも 出来上がっているのです。超音波バレル研磨技術は、完全自動化が可能です。
人件費削減、品質の安定、国際競争力の強化 が 可能です。
超音波バレル研磨は 目的に合わせて 水以外 様々な液体を使う事も可能です。
まだ従来の メディア入りのバレル研磨をお使いの場合は、ぜひ一度、超音波バレル方式もご検討ください・
極限への挑戦!
超音波で発生する球状キャビティ(微小真空核群)の 密度と大きさを 現在迄培ってきた技術を結集し、極限を大きさを目指そうと 現在開発を進めています。
超音波密度は、今までの超音波バリ取りの145W/ℓ でしたが、現在、750W/ℓ~1500W/ℓの超音波密度の装置を開発中で 局部的には、3000W/ℓの超音波密度も実現します。
この目的は、瞬間的バリ取り、瞬間洗浄の実現だけではなく、有機化合物、無機物の分解、合成、反応促進、分散、殺菌など等 超音波キャビティーの新しい応用分野~超音波反応促進塔~を切り開こうとするものです。
順次結果を公表していきますので よろしくお願い申し上げます。
グラビアシリンダーの 真・超音波洗浄
各種グラビアシリンダーについて 手動機から ワンサイクル自動機、全自動機まで 様々な超音波洗浄機・乾燥機を納入してきた。グラビアシリンダーについては、超音波で発生する球状キャビティーの形状は、直径3~5mmΦくらいが適当であると思う。強すぎるのは良くない。シリンダーについては、シャフト付き、シャフト無しともゆっくり回転させながら 無数の球状キャビティーで洗浄する。もちろん、シリンダ長の変化には、手動、自動で対応する。
フィルターの再生洗浄 と 真・超音波洗浄
ディスクフィルター、プリーツフィルターなどの再生洗浄は、キャビティ―の形状は 球状星雲型キャビティを利用し、その直径は、3~5mmφくらいが ちょうど適している。バリ取り用の7~10mmφの球状星雲型では、強力すぎて ディスクフィルターの内部の5μm未満のSUSの糸を切断してしまう可能性がある。洗浄技術は、確立しているので、お客様としっかり打合せをして 洗浄前のフィルターの工程、状況をしっかり教えていただき、且つ 洗浄後の検査方法について 合理性があればよいと思う。
実験は、随時受付中。
塗装剥離と 真・超音波洗浄技術
自動車工場などの塗装工場で使用される塗装治具は、随時、付着塗料を除去する必要がある。塗料剥離は、一般に非常に刺激臭の強い剥離剤を使用し、時には 強アルカリ下で、80℃程度に過熱した剥離液に10分以上浸漬して、その後、水洗して、除去しきれなかった塗膜は、人手等によって除去する。作業者は、防毒マスクをつけているとは言え、作業環境は 非常に厳しい。
真超音波洗浄技術は、剥離液の中に強力な超音波を照射し、バリ取りに近い直径5~7mmφの球状星雲型キャビティ(微小真空核群)を無数に発生させて、剥離剤の性能を補助し、塗膜を引きはがす。より早く、より緻密に除去する事が可能である。
ブルー・スター R&Dは 培ってきた超音波エッチング技術を 塗装剥離にも応用していく。
金属3Dと 超音波バリ取り洗浄
金属3D製品は、当初の既存の部品の一体化から、いまでは、既存の加工技術の限界をはるかに越えて、理論上限界点のような空間利用技術を実現し始めている。微細な無数の細管流路設計は、その典型で、熱効率と小型化を極限まで推し進めている金属3D精密成型は、全く新しい技術のコアになるに違いないと思う。
ただ、解決しなければならない問題が 残る。
金属3D製品が より精密、より複雑になればなるほど、内部に残された金属微粉を 完全に除去する事が必要になる。それが出来なければ 金属3D事業の未来には、困難が待ち受ける。
超音波バリ取り洗浄技術は、ここに詳細は書けないが、内部の金属微粉を 強力な超音波で除去する事が可能であり、多数の実績を確立している。金属3D内部微細流路の金属粉除去は ぜひ、当社にお任せ願いたい。実験は随時受付中。