ソノケミストリー(4)超音波の進化は、止まらない(ナノ粒子の製造)
超音波で、水の中に直径10㎜の真空の玉(キャビティー)を 無数に生成する。1秒間に2万回以上、生成消滅するその真空の玉は、4万分の1秒で 発生し、4万分の1秒で消滅する。その時、正と負の衝撃波を発生する。水の中で、直径10㎜の真空の玉が 超高速で生成消滅を繰り返す。
これが 超音波である。
この1秒間の2万回以上繰り返すキャビティ;衝撃波内部に取り込まれた金属、鉱物、その他さまざまな微粉は、その強力な圧力変化で 細かく粉砕され、最終的にサブμm粒子が生成する。ここまでは、容易である。この状態の微粉に、さらに、より高速で消滅するキャビティを発生させ、より強力な衝撃波を送り込むと、ナノ粒子が生成する。詳細は、まだ明かせないが、化学反応、還元反応に頼らないナノ粒子の製造に 超音波は 有効に活用できる。
by shibano
(2025.05.26)