超音波バリ取り洗浄 ご紹介 3分動画
超音波バリ取り洗浄の紹介動画が できました。3分以内に 短くまとめました。
日本語版 https://youtu.be/5iMnzfUcEd8
英語版 https://youtu.be/7gcxUhsiJAc
ご覧ください。
*無断コピーは ご遠慮ください。
超音波バレル・バリ取り研磨洗浄・実験開始
SUSのミニュチュアベアリングのリテーナーで、超音波バレルにより、バレル研磨と同等以上のバリ除去能力、バレル研磨以上の表面研磨が出来る事が 確認されたことで、当社は、積極的に超音波バレル実験設備を導入し、超音波バレル・バリ取り研磨導入実験を 進めていくことになりました。
主な対象は 精密小物加工品で、リテーナー(保持器)はもちろん、微細なネジ部品、プラス部品も含みます。研磨が出来る原理は、まだ、明らかでありませんが、光沢が出るところを見ると、キャビティーの衝撃力で 表面が非常に滑らかになっていることがわかります。
バレル研磨の性能の改善、作業環境の改善、自動化の推進など、お考えのお客様は、ぜひ、ご一報ください。もちろん、バレル研磨後の洗浄も不要になります。
超音波研磨の可能性について
ミニュチュアベアリングのリテーナーの回転超音波バリ取り洗浄において、バレルより遥かに素晴らしいバリ取り研磨が出来る事がわかったので、報告します。詳細なデータは、お客様所有の物でもあるので 公開できないのですが、超音波で 複雑な形状の部品を 一度に多数、バリ取りはもちろんバレルに勝る研磨が出来る事が、明らかになりました。
現在 確認できている材質は SUSです。
バレル研磨の重労働をやめて、より優れた研磨と洗浄、乾燥をお考えのお客様は、ぜひ、超音波バリ取り研磨も ご検討ください・
隠れバリの除去 と 超音波バリ取り洗浄技術
精密ねじ、精密プレスなどで、加工直後は バリの確認が出来ないのに、組み付け工程や、組み付け後の検査で バリの所在が、明らかになり、対策に困惑することがあります。このような通常の検査で見つからない、一見正常加工物表面と変わらないバリを 隠れバリと呼んでいます。
精密ねじ穴の入り口部、ガソリン噴射ノズルのうちネジ部、各種精密プレス部品(特に 銅ニッケルメッキ)などでは、検査をすり抜けて 後工程で発覚することがあります。超音波バリ取り洗浄は、このような隠れバリを引きはがし除去することができる特徴あるバリ取り技術です。キャビティ(微小真空核群)の負の衝撃波で、隠れバリを引きはがし、起こして、1秒間に5万回の正と負の衝撃力でバリを根元から追って除去する。
目に見えるバリをとって 良しとする時代は 終わりました。目に見えないバリも見つけ出し 引き起こし、バリから発生するトラブルを防止できるのは、超音波バリ取り技術だけかもしれません。
精密・高性能・金型超音波洗浄のために 電界金型超音波洗浄の怪異
金型超音波洗浄の引き合いが増えている。PPSなどのプラスチック(樹脂)の精密成型品の超音波バリ取り洗浄機を納入している関係で 同じ超音波なので 当社の金型超音波洗浄機にも 注目してくださっているのかと思う。 ここで、金型超音波洗浄で 使われている電界超音波洗浄について 考えてみたい。超音波振動板と対象洗浄物との間に電界をかけると 非脱気の場合、ガス星雲型のキャビティは、定在波面からのわずかな上下分散をやめて 定在波面に集中する。また、対象物の電界集中ポイントである金型部品の角に集中する。汚れは、奥や、凹面にあることが多く、したがって、電界をかけることで、目的の位置で、超音波洗浄効果を上げることはできない。25年前、私が、電界超音波の特許申請をしていながら、審査請求にかけなかったのは、電界をかけることで、金型のような複雑形状の洗浄効果を上げることが 無理とわかったからである。
もうひとつ、金属の籠に ワークを載せて、振動板との間に電界をかけることは、当然できないので(籠だけの電界超音波洗浄になり、対象物は 洗浄できない)、金属の籠、または、治具を 振動板側に使えず、実用的でないと判断したからでもある。
洗浄液を強アルカリにして、電界をかけると 振動板、あるいは、その同電位電極から 水素などの気泡が発生する。目に見える泡が大量に出る。電界超音波洗浄のメーカーには この状態を営業上の特徴として 泡がたくさん出ている状態の動画を 電界超音波洗浄の効果、優位性の広報に使っているところもある。これは、おかしい。というより、怪異だ。超音波洗浄において、目に見える泡は、超音波を反射、吸収~消去する。
つまり電界超音波洗浄で 発生してしまう泡は、超音波を消去するもので、効果を宣伝する現象ではない。多少効果があるなら超音波の効果ではなく、温度の高い強アルカリによる浸漬、溶解の効果に過ぎない。
超音波洗浄は、超音波で発生するキャビティー(微小真空核群)の生成と消滅時の正と負の衝撃波を利用する洗浄方法である。精密金型洗浄の場合は、もちろん、水だけよりアルカリ(混液)を使った方が、焼き付きや樹脂のこびりつきを除去できる。そして この場合も 溶存酸素を 効果的に 減らす技術が必要である。ガス星雲型のキャビティではなく、教場星雲型のキャビティが、今の時代の精密な金型の洗浄には、必要になっているからだ。当社は この特許も申請。目に目得る泡ではなく、1秒間に 2万5千回生成と消滅を繰り返す球状星雲型のキャビティ(微小真空核群)で、強力、ち密な洗浄を行う。
by shibano
万能 新・高速・脱気装置の開発成功
超音波洗浄の高効率、強化に 必要不可欠な連続脱気装置は、非引火性低沸点有機溶剤用、炭化水素用、水、純水用、水溶性界面活性剤用、酸、アルカリ用など 液体の種類によって、使い分けなければならない。システムも 使い分けてきた。従って、水用で購入したお客様へは、それ以外の液体を入れてはいけないと、指導する必要がある。
CFC-113の2重界面型脱気装置を世に出してから、夢は、全洗浄剤、溶剤に使える、高速脱気装置の開発である。使い安く、安価な、メンテナンスフリーの脱気装置である。
ブルー・スターR&Dは、今年6月、この夢の脱気装置を完成、2015年12月の洗浄総合展と同時併設の神奈川県ブースで 超音波バリ取り装置とともに 出展公開する。
超音波洗浄の新時代が始まる。強力、高速超音波洗浄が、すべての分野で 成立する。
特許出願済み、by shibano