PEEK材 リテーナーのバリ取り
SUSのミニュチュアベアリングのリテーナーのバリ取りと研磨が 超音波バリ取り洗浄装置で 出来るようになったことは 以前報告させていただいた通りです。
PEEK材のリテーナーについては、超音波バリ取りは、困難と考えていましたが、最近、カゴの工夫などにより、除去されることが、わかってきました。SUSに続いて、PEEK材もクリアできることになりました。非常に大きなことだと考えております。実験を受け付けておりますので ぜひ、ご連絡ください。
ばね(スプリング)の端面のバリ取り
精密ばねの端面(切断面)には、バリができます。その多くは、バレル研磨工程で除去されています。しかし、ばねが より繊細になり、端面のバリの除去状況に完璧さを求められてくると、バレル研磨には 限界があります。コーナーをこするだけでは、十分な除去ができないのです。また、バレル粉、絡み付いて入り込んだ石をとらなくてはなりません。これも容易ではなく、後工程で精密洗浄と排水処理が必要です。
超音波バリ取り技術は、この問題を すべて解決します。強力な超音波のキャビティーの正負の衝撃力で、端面のバリを除去、洗浄します。使うのは、水。洗浄が同時に行えますから、バレル研磨と異なり、後工程の洗浄装置も不要になり、水だけですから、排水処理も不要です。
精密ばね(スプリング)のバリ取りは、超音波バリ取り洗浄に お任せください。
ナイロン精密成型品 インサート部のバリ取り 新技術 ご報告
PPSについで ナイロン系の精密成型品のバリ取り依頼が 増加しています。その中で SUS板などに ナイロンが密着している場合には、ほとんど超音波で バリをとることができませんでした。そこで当社は、水に対ナイロン用の添加剤を加えて、ナイロンの薄膜状のバリを少し浮かせて 超音波で除去する技術を開発し、バリ取りに成功いたしました。人件費を削減し 品質を安定させるためのに 超音波バリ取り技術の新しい方法を これからも開発していきます。
内部洗浄専用 長尺超音波ホーン 20KHz 2000W
ピストンなどの内部洗浄専門に 20KHz 2000W ホーン全長有効500mmの 超音波を開発、実用化しました。さっそく実験に使用しています。この超音波は、20KHz2000Wの超音波振動を ホーンに伝達、垂直方向の振動を 50φのホーンに ソロバン玉状の加工をすることにより、直角方向に音波を 放射するもので、内部洗浄専用のホーンです。
この加工形状を変化させることで、医薬品の微粉化や、有機合成にも 利用することができます。
超音波出力密度 100W/cm2 の 超音波バリ取り実験開始のお知らせ
2015年2月中旬より、周波数20KHz、2000W、超音波照射部径16φ、チタン製;実効超音波出力密度 推定100W/cm2 以上の 超音波を使った バリ取り実験を開始いたします。従来の超音波バリ取り出力密度の最低50倍です。内径の交差穴のバリ除去や、エンジンヘッドの一部の高速バリ取りとか、集中的に 超音波を照射する使用方法になります。ブルースターR&Dの新しい超音波バリ取りツールです。順次、画像、動画を公開していきますので ご期待ください。
従来の2倍!超音波出力 4W/cm2 の バリ取り専用超音波振動板の実験開始
当社は、超音波洗浄用の振動板の 超音波出力密度は、約1W/cm2 で、バリ取り専用の振動板の超音波出力密度は、約2W/cm2 と決めて 装置を製作してきました。今よりも より強力な超音波振動板を求めるお客様の声も多く、2015年2月中旬から、超音波出力密度は、約4W/cm2 のバリ取り専用の超音波振動板も製作、実験を開始することになりました。実験結果が出次第、順次報告させていただきます。ご期待ください。