スクロール・コンプレッサ用チップシールのバリ取り洗浄
カーエアコンに使用されるコンプレッサには片斜板,両斜板,ベーン及びスクロールなど各種のタイプがある。しかし、コンパクトで低振動かつ高効率なスクロールタイプが注目され各社において開発及び商品化されている。
スクロール・コンプレッサは、部品及び組立精度簡便化を 目的として,シールには、チップシールを使用する方式が主流となっている。
材質は、各社によってまちまちであるが、PEEK樹脂ベースの従来材に替えポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS樹脂)ベースの流動性に優れた高精度の チップシールが 使用され急速に拡大している。
PPS樹脂をベースにしたチップシールの量産時の問題点は、バリ取りである。PPSベースのPTFE混合など 材質も多岐にわたるが、どれもバリが問題になる。
ブルー・スター R&Dは、チップシールの超音波バリ取り装置を数多く納入しており、PPSベースの様々な材質に対応するバリ取り技術も開発し、実験も続けている。チップシールだけではなく、アルミのスクロール本体のバリ取りも ブルースターR&Dの超音波バリ取りの対象になっている。チップシールのバリ取りで お困りのお客様は ぜひ、当社にお問い合わせいただきたい。
(2017.03.25)