アーク溶接ノズルに付着するスパッタ・自動除去についてのご提案
炭酸ガスアーク溶接は,比較的スパッタ発生量が多い溶接法で、スパッタは,ノズルに付着してシールドガスの流れを阻害したり,溶接構造物に付着して手直し工数を増やしたり,溶接欠陥の原因になったりする。スパッタ発生を抑えるアプローチは、数多く提案されているが、完全になくすことは、現実には、難しい。
自動車業界等で多く、採用されているパルスマグ溶接は,ピーク電流とベース電流が交互に流れる電流波形を持ち,スパッタ発生量の少ない溶接法として知られている。しかし、スパッタ発生量が低減できても、ゼロには、ならない。
ノズル周辺には 多くのスパッタ(粒状、ひも状の溶融スラグなど)が付着する。
この付着したスバッタを 自動溶接機のわきに置いたスパッタ専用の超音波バリ取り機で、短時間に、きれいに除去、洗浄して 交換時間をなくして 連続再使用できないだろうか。実は、このようなアイディアは、お客様から頂いたばかりで、スパッタ専用の超小型?バリ取り洗浄機が、完成しているわけではない。ただ、このような課題に 興味をお持ちのお客様がおられれば、ぜひとも 実験を進めてみたいと思うので打合せをさせていただきたい。
(2014.01.11)