超音波発振器 SIRIUS Super Multi Power Sweep
80KHz±1KHz~320KHz
洗浄力を さらに強化しましょう。強力・繊細緻密な超音波の登場です。
品質の改善・安定のために基本周波Sweep型・広域・同時多重波発振器の採用を!
広域同時多重波発振器 SIRIUS 80KHzシリーズ
基本周波数固定タイプ広域同時多重波のキャビティ |
80±1KHz〜320KHz
600W 1200W 2400W 3600W
4800W
広域同時多重波発振器
SIRIUS 80KHz 基本周波型
80KHzの基本周波に、多数の倍周波成分を相乗して超音波の音圧の変化の大きさを変化させ、また各周波数のキャビティー(微小真空核群)の発生する領域を大きく拡大して利用する事に成功した、開発から20年以上使い続けられている超音波発振器です。
2013年1月出荷分から さらに 新しい性能を追加! 80KHzの基本周波を お客様が ±1KHzの範囲で 自由に Sweep出来る機能を加えました。
この開発の目的は、単一周波の欠点であるキャビティー発生域の狭さと不安定さの解消にありました。多数の各種非同期のキャビティーの発生は、結果として、洗浄力の向上、安定に大きく役立つ独特の超音波発振器として、国内外で幅広く使われるようになりました。Sweep機能付き、同時多重波発振器は、新しい時代の高性能発振器です。
さらに大きな特徴として600W、1200Wを基本ユニットとして標準化、量産化をはかり、同期ケーブルの活用により、600W〜1440Wまで、組み合わせ方式で使えるようになった事です。たとえば4800Wの発振器を作るのではなく(重くて簡単に動かせないし、また壊れると修理が大変)、1200Wの標準発振器を4台縦に並べるだけで済むようになりました。異常があっても1200Wの標準ユニットを交換する(お客様でも容易にできます)事で解決する事が出来ます。
広域同時多重波発振器 SIRIUS シリーズ 80±1KHz〜320KHz 応用は、多種多様
600W 1200W 2400W 3600W 4800W
対応する超音波振動板は、フランジ、投げ込み、周波数切り替え、並列、対向(側面、上下)、千鳥(底面、側面)、走行型(自走)型 等など足す類があります。ご相談下さい。
600W |
1200W |
2400W |
3500W |
4800W |
SIRIUS 80±1KHz〜320KHz 基本仕様
600Wユニット
1φ200V 800W
幅200mm 奥行き300mm 高さ100mm
1200Wユニット
1φ200W 1600W
幅400mm 奥行き300mm 高さ100mm
広域同時多重波発振に PowerSweep 機能追加
PowerSweep機能追加による効果
この超音波発振器SIRIUSシリーズは、それぞれの基本周波に多数の倍周波の周波数を相乗させて、その効果で大小無数のキャビティーを作り、洗浄ムラをなくし、強力緻密な超音波洗浄、強力超音波バリ取り洗浄の効果をより上げようとするものです。その効果はこのページのキャビティーのYouTube動画でご確認ください。そして通常の超音波のキャビティーと比較してください。同時多重波の素晴らしさが わかるはずです。
さらにこの同時多重波発振器に PowerSweep と言う機能が加わりました。当社のPowerSweep機能は、同時多重波発振の基本周波数を±1KHz程度前後にSweepするものです。 この場合どのような効果を期待出来るのでしょうか。
1.超音波振動板へのドライブ電力供給の均等化
1枚の振動板に構成される多数の超音波振動板は、目標とする共振周波数に対して、 それぞれ数十~数百ヘルツのバラつきを持っていす。 これらをグループ化した振動板に信号を供給した場合、従来の固定周波数方式では 最も出力の出せる周波数に設定する為、共振周波数に近い振動板は電力供給が大き く、又それより外れた振動板では電力供給が少ない不均一な電力分布になります。PowerSweep方式では、振動板個々にバラつく共振周波数の下限から上限までを速い周期 (1/100秒)で掃引(Sweep)する為、各振動板にほぼ均一な電力が供給する事が可能となり、振動板全面に均一な超音波エネルギーを分布させる事ができます。
2.振動板の部品寿命の延命化
前記した様に Sweep する事により各振動板への電力供給が均一化される為、固定周波数方式の時に起こり得た特定振動板への集中的な電力供給が避けられ、部品寿命の延命化が期待できます。
3.被洗浄物への効果⇒進化する超音波発振器
超音波周波数を速い周期(1/100秒)で掃引(Sweep)する事は、振動波長も当然ながら その周期で変化をします。この事は、液体中を伝播して被試験物に当たる点で、 波長の粗密の位置が常に微小変化して効果ポイントの広範囲化が期待できます。このレベルの基本周波の変化では、適正な液深は 基本周波に代表される液深で 設計して問題ありません。YouTube動画をご覧ください。固定周波型と比較して(これで 十分と言うお客さまも多いのですが) 違いを ご判断ください。
超音波発振器の正しい選び方
周波数と洗浄力(周波数の高い低いの意味)
交互多周波の価値(何のために周波数を変えるのか)
超音波発振器の目的(キャビティ〜微小真空核群を創る)
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