ばね用・超音波バレル研磨装置/メディア無し・水のみ
来のバレル研磨機に代わる高速精密超音波バレル研磨機です。メディア無し・バリ取り、研磨、洗浄・同時処理の夢の機械です。
回転する六角カゴの中に 対象物のみを入れて、カゴの外から、強力な超音波を照射し、キャビティ(微小真空核群)の生成と消滅時の正負の衝撃力と 超音波振動によるバリ取り研磨効果を利用するバネのバリ取り研磨装置です。各種板バネ、スプリング、大きさは、0.5mm位から、100mm位まで。数は、1000個~100,000個を一括処理、バリ取り、研磨の他に 強力洗浄も同時に行います。既存のバリ取り機のように 石や針などのメディアを使用せず、水と超音波だけで、従来の数倍の速度でバリ取り研磨をすることが出来ます。
超音波バレル研磨と従来のバレル研磨の違い
・メディアを使用しない。水と超音波だけである。
・メディアとの分離の作業が不要になる。 ・メディアつまりによる不良がなくなる。 ・メディアの交換、管理が不要になる。 ・メディアがないので 重労働から解放される。
バリ取り研磨速度は、既存のバレルより早くなる ・ 同時に 精密洗浄が可能で、汚れを嫌う複雑な形状の電子部品用にも活用でる。 廃水処理は 不要である。 市水の他、純水、防錆剤、炭化水素系溶剤(Sタイプ)も 使用できる。 乾燥も容易で 全自動化も 容易にできる。 ・人件費の削減、品質の安定、生産効率が上がる。 ・バリ取り研磨・乾燥の全自動化も可能
真空前処理型 超音波バリ取り洗浄機 新型起動
ブルー・スター R&Dは、本社実験室に 真空前処理型の最新型・超音波バリ取り洗浄装置を設置、使用を開始いたしました。MARS-DB-20-4800。使用液体は、原則水。超音波は 20KHzを基準波とする同時多重波です。超音波有効寸法は、幅600mm 奥行400mm。4800W。
バリ取り対象は、複雑形状で、止まり孔なども多く、水中に浸漬しても、空気が取れにくい精密加工、精密成型部品です。バリ取り用超音波を照射する前に 真空にして空気を除去し、水中に入れて超音波を照射します。最近、出荷が増えている高性能超音波バリ取り洗浄装置です。
実験室に念願の真空前処理型が 入りました。実験の巾が大きく広がります。
NSクリーン使用 超音波バリ取り洗浄機 起動
ブルー・スター R&Dは 本社実験室にNSクリーン200を使用する超音波バリ取り洗浄装置 PERION-DBUR-20-4800-Sを設置、使用を開始しました。カゴの有効面積は 600mmx400mm。超音波は、4800W。この範囲のバリ取り対象製品のバリを除去し、洗浄します。同時に六角回転カゴを2個同時使用できるようにしてあり、NSクリーンで 超音波バレル研磨も可能です。
世界で 初めてのオンリーワン製品です。もちろん、他の炭化水素系溶剤の使用も可能です。誰も見た事のない、NSクリーンに 強力超音波をかけたらどうなるか、ご来社いただければ、見ることが可能です。
ソノケミストリーの世界に 直径10mmのキャビティーを!
超音波を化学反応の世界に 様々な形で有効利用して行こうと誘われてから30年、ほとんど かかわりを作ることが出来ないで来た。ただ、超音波を正しく利用すれば、反応の促進には、素晴らしい効果を上げる事は 明らかであるし、超音波有機合成についても 十分安定利用が可能である。
超音波バリ取り洗浄技術の開発の過程で、球状キャビティーの形状が およそ径10mmにまで達し、チタンの加工物のバリ取りにも利用されるようになってきた。超音波で発生するキャビティーの正と負の衝撃力は、現在 30年前、全く予想もしなかった大きさにまで 進化している。
ここまで来れば、ソノケミストリーの世界に 超音波バリ取りで使用しているような、他で類を見ない衝撃波を 利用していただきたいと考えるのは、開発者として 当然の帰結だと考える。ソノケミストリーの世界は 広く、応用は無限である。一部の応用方法を独占しても意味はない。
ただ、その前に キャビティ(微小真空核群)の 生成と消滅の40000分の1秒の世界を最新の高速動画撮影で、再確認しようという事になった。40年ぶりの高速撮影である。あの時は、撮影時間は半年。今回は 3日。しかし、半年かかった撮影データは、今は、一瞬で手に出来る。2022年5月、満を持して、210万分の1秒の高速撮影機材を準備。ガラスの大型水槽も準備、様々な機器を接続、高速撮影に 挑戦した。
それらの結果は、海外のソノケミストリーの雑誌に多数の動画を含めて投稿した。意味することを理解していただければ 本望である。超音波の正しい理解無くして、ソノケミストリーの進化は、無いと言うのが 私の立場になる。
この撮影の結果、40年前の半年かけて撮影した わずかな一瞬のキャビティの映像から得たもの、そして、そこから 演繹し続けてきた考え方が、基本的に間違っていないことが、改めて確認できた。しかし、同時に 超音波のキャビティーの生成と消滅、その変化が、より、複雑で、我々が 本当に 一部しか、利用していないことも明らかになってきた。私の立場は 経営者の端くれで、会社に利益をもたらす方向をより掘り下げざるを得ず、情報公開も制限を受ける。それでも 超音波によるキャビティー応用の行きつくところまで、見てみたい。
気持ちを一に出来るお客様がおられたら、機会を選び 順次、この間の超音波に関する情報を公開していきたいと思う。
by Y.Shibano
シリコーンゴムの超音波バリ取りに成功
超音波バリ取りで 対応できない材質は、ゴム、シリコンなどの 柔らかい素材と お客様に説明してきました。柔らかくて バリ厚が厚くなりやすい材質は 超音波バリ取りの原理からも苦手です。
ただ、超音波の改良と強化が進み、シリコーンプレートの微細孔加工のバリ除去には、有効で、良く除去できることがわかりました。成型バリではなく、微細加工時のバリです。全てではありませんが、一歩前進したので、皆様に御報告いたします。
メディア無し 超音波バレル(バリ取り・研磨・洗浄・同時処理)
超音波バレル(バリ取り・研磨・洗浄・同時処理)に関する、納入実績が増えるにつれて、引き合い、実験依頼が、急増しています。 現在、本社実験室には、バレル研磨機能を持ったバリ取り装置が、3台あります。
PERION-HDBUR-20-6000 (超音波 20KHz基本周波 6000W)1台、 市水、界面活性剤など PERION-DBR-20-6000(超音波 20KHz基本周波 6000W)1台、 市水。 PERION-HDBUR-20-4800-S ( 超音波 20kHZ基本周波 4800W)1台 炭化水素系溶剤仕様
岡崎実験センター PERION-HDBUR-20-6000 (超音波 20KHz基本周波 6000W)1台、 市水、界面活性剤など
超音波バレルは、メデアを使いません。六角回転かごに 直接 対象物を数多く入れて バリ取り用の超音波を照射しながら、バリ取り、研磨、洗浄をします。対象物は、各種金属、プラスチック、セラミックスなどです。従来のバレルと異なるのは、次の点にあります。
[特徴]
1、メディアを使わない。 軽作業になる。 2、製品の形状、材質によっては 既存のバレル研磨以上の品質を短い時間で可能になる。 3、精密洗浄も同時に行う。 4、排水処理などは 基本的には、不要になる。 5、乾燥が、容易になる。 6、バリ取り(研磨)⇒乾燥 を自動化できる。
結果として 人件費、工数の大幅削減、品質の向上、大きな環境改善対策にもなる。
ブルー・スター R&Dは、超音波バレルの実験を受け付けております。
世界オンリーワンの技術です。