新型コロナ対策用 汎用・超強力・超音波洗浄槽
汎用の超小型真空脱気装置の開発に成功しました。
この汎用小型脱気装置と組み合わせた基本周波40KHz 同時相乗波80~240KHzの超音波洗浄槽を 5月から 発売いたします。超音波出力は、600W,1200W。
超音波で発生するキャビティの直径は、3~4mmΦ 一般のの40KHzの超音波洗浄機のキャビティ直径0.5mm未満に対し 体積移動量は、200倍以上になります。洗浄力(物理的異物移動エネルギー)は、10倍以上と言っても、言い過ぎでないキャビティ形状です。
あらゆる場面で ウイルス除去に役立つ 超強力な高級超音波洗浄槽です。
まずは お知らせまで。
可動スクロール、固定スクロールのバリ取り洗浄
スクロールコンプレッサーは、一対のうず巻き形をした固定スクロールと可動スクロールとで構成されている。
シャフトの回転により、2つのスクロールで仕切られる空間の容積が変化し、冷媒を吸入・圧縮をする。それぞれの先端には 同じ渦巻き状のチップシールが埋め込まれ、シール性を高めている。
当社の新たに開発された、高振幅の強力な量音波は、固定スクロール、可動セクロールのバリを 短時間に除去し、洗浄することができる。トランスミッション関係部品、エンジンブロック、エンジンヘッドなどと、同じように、様々なバリ取り手段に変わり、超音波バリ取りが 国内外で使用されるように なってきている。
金属3D成型 内部微粉末の強力超音波による完全除去
金属3D精密成型の技術の発展は 目をみはるばかりで より精密に、より複雑に、より小型に、どんどん進化を続けているように思います。その時 相対的に重要になるのが、内部に取り残された金属微粉です。これを除去しないと製品は完成しません。
ブルー・スター R&Dは この内部にある金属微粉を完全に洗浄除去します。当社のバリをも除去することができる強力な超音波は、金属3D成型品の外部から照射すると 内部に充分も透過、内部流路などに 残っている金属微粉を洗浄します。
お困りのお客様は ぜひ、当社にお声をおかけください。
実験でご確認できます。
CPUソケット ICソケットの バリ取り
超音波バリ取り技術が、自動車部品への導入に始まり、製造業各分野に急速に広がっている。
半導体、電子部品においては、CPUソケット、ICソケットの無数の微小孔のバリ取りに 活躍を始めている。
使用する液体は、水(純水)で良いので、同時に精密洗浄も可能で、この分野のバリ取りに 強く期待されている。
黒皮の除去と超音波バリ取り技術
鉄の酸化被膜 黒皮の除去は、サンドブラストで除去するか、グラインダーなどで削るか、酸化剤を使うか、限られた方法しか存在しない。非常に硬いため 刃物で削るには、刃が傷みやすいからである。サンドブラストは、一皮むく厚さもコントロールできるので、多く使用されているが、不必要な表面にも ダメージを与えやすく、繊細な金属表面には、利用が困難である。
一般の酸化剤は、時間がかかる事、ムラがある事、濃度の適正幅が狭いことなどで、安定した皮膜除去を維持しにくい。水の超音波バリ取り用の強力な超音波を照射しても、黒皮は 硬くビクともしない。
しかし、水の超音波バリ取り洗浄機に 安全な、酸化剤を混ぜて超音波を照射すると、状況は一変し、非常に短時間に黒皮を除去することが出来る。その除去厚は 濃度でコントロールできる。繊細な精密機器の黒皮除去については、超音波バリ取り技術を持つ当社に お問い合わせいただきたい。複雑な形状にも 十分対応できる。
プレス加工後のブラシ研磨バリ取り 重大な盲点
プレスで 様々な孔加工をした後 発生するバリを回転ブラシで バリ取り研磨する。ブラシには 微細な砥粒が含まれる。回転ブラシは、バリ除去の効果を上げるため 回転方向、速度などに 様々な工夫、タイプがある。もちろん、シャワー洗浄も同時に行う。
処理後の表面は、プレスによるバリは、除去されているが、無数の微細な傷が 交錯してついている。その交差面のくぼみには、より微細な砥粒が食い込み、発生したカーボンが へばりついている。傷は、無数の微細な2次バリも伴う。
これらの ブラシバリ取り研磨による 2次バリ、カーボン状物質、破砕された砥粒は、交錯する傷の奥に取り込まれており、シャワー洗浄では、除去できない。表面の付着物が流れるだけである。溶剤系の超音波洗浄では、傷に囲まれた奥の異物を 取り出すことは 不可能である。
除去されたかどうかの判断は、2000倍以上の3Dマイクロスコープでも確認できるが、簡単には、アルコールをつけた綿棒で 強くこすると、すぐにわかる。綿棒は、たちまち黒くなる。きらきら光る金属粉も確認できる。
この汚れた状態で、目視では 如何に鏡面で綺麗に見えても半導体、電子部品製造、医療用機器の板金部品としては不適格である。
これらの異物を除去するには 当社の実績では、キャビティー径 6mmΦ以上の超音波洗浄技術が必要である。
ここでは、広範囲に使用されているプレス部品のバリ取り研磨装置において、実は 2次バリや、砥粒残りやカーボン残留など、大きな課題も発生させているのだという事を 指摘しておく。
by shibano