塗装剥離と 真・超音波洗浄技術
自動車工場などの塗装工場で使用される塗装治具は、随時、付着塗料を除去する必要がある。塗料剥離は、一般に非常に刺激臭の強い剥離剤を使用し、時には 強アルカリ下で、80℃程度に過熱した剥離液に10分以上浸漬して、その後、水洗して、除去しきれなかった塗膜は、人手等によって除去する。作業者は、防毒マスクをつけているとは言え、作業環境は 非常に厳しい。
真超音波洗浄技術は、剥離液の中に強力な超音波を照射し、バリ取りに近い直径5~7mmφの球状星雲型キャビティ(微小真空核群)を無数に発生させて、剥離剤の性能を補助し、塗膜を引きはがす。より早く、より緻密に除去する事が可能である。
ブルー・スター R&Dは 培ってきた超音波エッチング技術を 塗装剥離にも応用していく。
(2023.06.19)