冷間鍛造用のリン酸塩被膜処理(ボンデ処理)後の洗浄技術
当社は、水の超音波バリ取り事業の他に、より強力な超音波洗浄技術の実用化も 随時進めております。
バフ研磨後の洗浄技術は、古典ですが、より高速で 入り組んだ奥に詰まったバフ粉、焼き付きカーボン等も
素早く安定して除去出来るようになってきました。もう、どのお客様も 安心していただけます。
シリコン皮膜や、ガラス金型表面のバリ(この場合は シリコンの溶着)なども 比較的容易に除去出来ます。
ボンデ処理(冷間鍛造用のリン酸塩被膜処理)時に、リン酸塩皮膜だけでは効果が低いので潤滑剤として
更に潤滑・保護効果を高めるため、リン酸塩皮膜処理剤つまり、ある種の脂肪酸ナトリウム(つまり、セッケン)等を使用します。
しかし、リン酸塩皮膜処理剤が表面に付着している金属をそのまま熱処理すると、熱処理炉内の部材の寿命を
極端に短くする可能性があります。
これを防ぐため、熱処理前洗浄が必要ですが、今まで、アルカリ洗浄や炭化水素系の洗浄剤による洗浄では
十分に落とすことが出来ませんでした。そのため、酸洗浄とそれに続く十分な湯または水による洗浄を必要として来ました。
これでは、工数が かかり過ぎますし、それでも十分では ありませんでした。
当社の強力超音波洗浄は、この問題を解決します。
真・強力超音波洗浄技術は、短時間に このリン酸塩皮膜処理剤を 完全に除去します。
ボンデ処理後の洗浄で お困りのお客様。ぜひ、当社に 御連絡下さい。
PPS 超音波バリ取り装置について、 再び お知らせ。
プラスチックの精密成型加工、切削加工時に発生するバリ取りは、担当者にとっては、悩みの種です。
現在の精密成型加工に対応できる既存のバリ取り技術が、ほとんどなかったからです。
そのために 登場し、今、世界の注目を集めているのが、超音波バリ取り装置です。プラスチックとのふれあいは、
インモールド印刷時に発生する箔バリの除去からでした。製品表面に 傷や変色を残さず、自動的にバリを取る超音波バリ取りは、賃金の高昇に悩まされる中国を中心に急速に普及を始めました。同時に光ベースや、各種精密電子部品のバリ取りに注目を集め、今や、超音波バリ取りの引き合いの半数は、プラスチックです。そのプラスチックの中でも 最近時に多いのが PPS成型品のバリ取りです。非常に複雑、繊細なPPS成型品を見つめれば、いくら 今まで人件費が 比較的低かった中国東玩、深玔などでも 無理な事がすぐわかります。成型バリは、加工面全面に発生しており、本体は、大変繊細です。そして、当然 量産です。
超音波バリ取りは、誰でも すぐ使え、大量生産に向き、繊細な成型品にもマスキング等の技術で 対応でき、洗浄も同時に完了します。多くのバリ取り事例を是非参照ください。このホームページには、たくさんのバリ取り事例が、公開されています。ぜひご覧ください。[PPSバリ取り技術の紹介] [バリ取り前後画像] [バリ取り前後アニメ]
バリ取りで お困りのお客様。ぜひ、お問い合わせください。
[技術速報] 高音圧・超音波バリ取り専用振動子・2月中旬・日本公開
超音波バリ取り用の専用振動素子が 出来ました。 念願のバリ取り専用です。超音波バリ取り洗浄装置を開発して 15年。この間、使って来た振動子は、超音波洗浄用の25KHz50Wで圧電素子の径38φ、5mm2枚、貼り付け面径45φのランジュバン型です。これを密集配置して、出力密度2W/cm2にして、バリ取りをして来ました。さらに 強化するため この圧電素子を4枚にして 100W仕様として、4W/cm2を実現、鋳砂落としなどの使って来たのです。
しかし、精密加工は 金属からプラスチックへ、そして、より繊細、精密な加工で しかも100万個単位の量産が増えて来ました。もはや、人手で、長時間、緊張を強いるバリ取りをする若手を集める事は困難で、たとえば、人件費の安いはずだった中国でも、人件費の急昇どころか、今では、求人難です。もちろん 人の手でバリが取れるような単純形状でもありません。バリ自身も小さくなり、除去するには 逆比例ですから、大きな正負の衝撃波が、必要です。
そのため 超音波バリ取りも より安定化、そして、自動化、強力化が、必要になりました。従来の洗浄用素子の限界を越す必要がありました。
㈱ブルー・スターR&Dは、接触面積58φ、25KHz 100W、200Wのバリ取り専用・高音圧型の超音波振動素子を開発、実用化に成功しました。
今年2011年 2月中旬から、神奈川県相模原市の新・実験センターで 公開実験を開始致します。
従来の超音波バリ取りで 不十分で 御不満であったお客様、他の手段で満足が出来ないお客様。金属、プラスッチックを問わず、実験致しますので、お問い合わせください。
なお、この開発の過程で、当社が 感じた事を述べます。
超音波振動子の応用の高度化は、今始まったのです。日本における超音波洗浄・超音波応用機器の閉塞感は アジア全体の眼を向けると 嘘のようです。超音波バリ取りは、いよいよ、本格的応用の時代に入ります。ご期待ください。
超音波・衣類クリーニングの革命 2005年1月の視点にて
ワイシャツ100枚 ハンガーにかけたまま
スーツ50着 ハンガーにかけたまま
セーター 20着 たたんで、カゴにいれたまま
1度に洗浄、わずか5分
全く新しい、革命的な、高速・クリーニング技術を 開発いたしました。
この新技術を 簡単に ご紹介申し上げます。