放射能土壌汚染と 真・超音波洗浄
真・超音波洗浄、超音波バリ取り技術には、液体中に 適当な砥粒を入れて そこに強力な超音波を照射して 球状星雲型キャビティーの正と負の衝撃波と キャビティーの核の中の超乱流により 対象物の表面を研磨する事を 目的とする いわゆる超音波砥粒研磨技術があります。応用例は 多くはありませんが、髭剃りの刃先の研磨、セラミックス精密部材の研磨等の使われています。
ここでは、詳細を期する事は出来ませんが、一般構造物の放射能の除染の他、この技術を利用する事により 土壌の放射能汚染にも 真・超音波洗浄技術、特に超音波砥粒研磨技術は、活躍できるのでは 無いかと考えています。
by shibano
ボンデ鋼板の冷間鍛造工程後のバリ・皮膜・除去洗浄技術
ボンデ鋼板の冷間鍛造後の鋼板表面を マイクロスコープで見ると、表面がささくれだって、すぐにも剥がれそうになっていることが、わかります。通常この後洗浄、そして メッキなどの工程に 進むので、単なる脱脂洗浄では、この表面のささくれ状態の[皮]が 剥がれて メッキ不良を防止する事が出来ません。 ボンデ処理後には、その潤滑・保護効果を高めるため、リン酸塩皮膜処理剤つまり、ある種の脂肪酸ナトリウム(つまり、セッケン)等を使用しますが 鍛造時の高熱で それらは 炭化して 鋼板表面に筋状に刷り込まれています。この炭化劣化した脂肪酸類を完全に除去し、且つ、無数のささくれて 一見今にも 取れそうになっている、うろこ状の皮膜も 完全に除去する必要があります。 これが、ボンデ鋼板の冷間鍛造後の真・超音波洗浄の目的です。
ボンデ処理後の洗浄は 一般のガス星雲型のキャビティーを どう使っても 解決は 出来ません。
水溶性洗浄剤のキャビティーション強化システムを使った 強力超音波洗浄と、超音波バリ取りが出来る最新の技術によって 完成します。ボンデ処理後の洗浄について 御困りの際は 是非当社に おたずねください。
by shibano
世界的ロボットメーカーとのcollaboration!
超音波バリ取りの対象製品が より複雑に なってくると より効果的なバリ取りや 鋳物砂除去等のために 対象物を 任意の角度に したり、回転させたり、自在に動かす事も 必要になってきます。
たとえば、エンジンブロックの冷却管内の鋳砂除去に代表される超音波鋳砂除去の最大の課題は、超音波で除去された砂を 複雑な内部からどのようにして 外に排出するかでした。六面ある立方体の全面にバリがある場合、超音波を多面に配置できない事は ありませんが、コストが上昇します。
超音波バリ取り等の使われる超音波のキャビティの効果を最大限に発揮するためには、高い技術の優れたロボットの助けを借りる事が出来れば、大きな前進です。もちろん 搬送の自動化にも 役立ちます。単なる上下遥動、単純な回転からの脱却です。
当社は 世界的なロボットメーカーABBさんのロボット事業部の力をお借りして、より繊細な動きを作り 超音波バリ取り、あるいは 超音波鋳砂除去等の 自動化を 推進する事に致しました。標準機以外 自動機の製作は 避けてきた当社ですが、新たなパートナーの協力を得て、お客様のニーズに 対応していきます。ご期待ください。
超音波マスキング技術
強力な超音波で 発生したキョビティで、様々な金属、プラスチック、ゴム等のバリを取る。半導体関連部品の繊細なバリを取り。最新のリードフレーム、PIフィルムなどのバリを取る。そうすると 超音波で バリ以外の部分が 剥離したり 亀裂が入ったりして 本体に 予期しないダメージが発生する事があります。
アルミの繊細な加工物、携帯電話の今にも折れそうな匡体。驚嘆するような精密繊細な射出成型部品。だからこそ 無数に発生していて 人手で取るのが 困難なバリ。このようなバリ取りに活躍するのが、超音波バリ取りです。しかし、それゆえに 超音波によって、破断や 亀裂が、入る事が あり得るのです。
ご安心ください。そのような場合に活躍するのが 超音波マスキング技術です。
当社は、早くから、超音波の振動や、キャビティーの衝撃波を吸収、遮断する技術を 蓄積して来ました。強力な超音波の技術開発は、同時に 超音波からの 保護技術の開発の歴史でもあるのです。それを 超音波マスキング技術と言います。
優れた超音波マスキング技術を持つ ㈱ブルー・スターR&Dに 安心して バリ取りについて ご相談ください。
インモールド印刷・箔バリ除去技術
インモールド印刷の問題点の一つは 発生するバリ、すなわち いわゆる 箔バリの除去である。
私(筆者・柴野)が 以前経営していた会社で、約10年前に 印刷メーカーさんから 箔バリ除去技術の確立の依頼を受け 初めて 箔バリを知り超音波箔バリ除去の実用化を進めた。その後 箔バリの全自動超音波除去装置を 納入・経験させていただいた。また 技術力を誇る他の成型メーカーさんにも 納入。技術を研鑽。中国に置いても 製造販売を進めてきた。
中国では、箔バリを除去するときは、同時に成型バリを取らないと、納入対象にならない。それは 成型バリ取り要員が、同時に箔バリ除去にも関わるので、箔バリだけ除去しても 人件費の削減に結び付かないからである。当時は、携帯の成型バリが、厚く、箔バリが除去出来ても 受注に結び付かなかった。現在は、、中国に置いても 金型の精度と管理が 大幅に向上し、また 当社の超音波技術も数段進歩したので、金型成型バリを恐れることなく、箔バリ除去の営業を進める事が出来る。
超音波箔バリ除去の長所は、表面に 傷(目に見えないレベルであるが)をつくらず、洗浄も同時にできる事で、また ショットブラスト等と異なり ライン化が容易なことである。インモールド印刷には もはや欠く事が出来ないのが 超音波バリ取り技術である。携帯や、光ベースのPPS精密成型品は 繊細で、強力すぎると 破断や、表面のけば立ちを発生させる事があるが、これが 万一発生しても 超音波マスキング技術の実用化により 解決できるようになった。
アルマイト処理(陽極酸化皮膜処理)前後の超音波バリ取り
アルミニューム加工品(アルミダイキャスト等)のバリ取りについて 最近の知見を報告する。
アルミは、金属の中でも 超音波バリ取りが、最も容易な材質ではあるが、マニホールド等、超音波が 直射しにくく、根元が厚くなり 除去しにくいものも多い。しかし、その後、アルマイト処理する場合は、アルマイト処理後に超音波バリ取りをした方が よく除去出来る事が わかった。理由は、アルマイト処理の工程で わずかであっても バリが弱くなる事、また、陽極酸化処理であるから、バリも硬くなり、超音波で 除去しやすくなるようである。アルミ加工品のバリ取りの際は、ぜひ、この方向でも ご検討いただきたい。(詳細は お問い合わせください)