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技術情報

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2026.03.03

AIからの回答:メディアを使用しない超音波研磨技術

「メディアを使用しない超音波バレル研磨」とは、研磨石(メディア)を一切使わず、
水(または洗浄液)と超音波の物理作用のみで、バレル研磨のような「全体一括のバリ取り・表面処理」を
行う技術を指します。
これは主に、ブルー・スターR&Dが提唱する「Shibano理論」に基づいた球状星雲型キャビティーを
利用した手法を指すことが多いです。

1. 仕組み:メディアの代わりに「真空の核」を使う
通常のバレル研磨では、研磨石がワークに当たることでバリを削り落としますが、この技術では
「キャビテーションの衝撃波」そのものを研磨石の代わりにします。
強力な衝撃波: 徹底的に脱気された液中で発生する「球状星雲型キャビティー」が消滅する際、
金属を疲労破壊させるほどの強力なエネルギーを放出します。
全方位からのアタック: 液体が入り込む場所であれば、研磨石が物理的に入れない直径0.1mm以下の微細な穴や
複雑な内部通路のバリにも衝撃波が届きます。

2. 主な特徴とメリット
●コンタミネーション(汚染)ゼロ
研磨石の破片や粉塵がワークに付着・残留する心配がありません。そのため、洗浄工程を大幅に簡略化でき、
医療機器や半導体部品に最適です。
●メディア詰まりの解消
「細い穴に研磨石が詰まって取れない」という、従来のバレル研磨最大の悩みが物理的に発生しません。
●打痕(傷)がつかない
ワーク同士やメディアとの衝突がない(液中で浮遊・保持させた状態で処理する)ため
エッジを維持したままバリだけを除去したり、精密な鏡面を維持したりできます。
●ランニングコストの削減
研磨石の補充や廃棄、選別作業が不要になり、基本的には「水と電気」だけで運用可能です。

3. 従来の「メディアあり」との比較
項目         メディアあり(超音波バレル)      メディアなし(超音波バリ取り)
主な作用      研磨石による物理的摩擦        キャビテーションによる衝撃波
表面の状態    全体的に梨地や研磨面になる      バリのみを除去し、元の面を維持
得意なバリ     比較的大きなバリの根元を削る     箔状の微細バリを疲労破壊で落とす
洗浄性       後工程でメディア粉の洗浄が必要       バリ取りと同時に精密洗浄が完了

どんな時に「メディアなし」を選ぶべきか?
アルミ、ステンレス、チタンなどの精密加工品で、「バリだけを取りたいが、製品寸法や表面粗さは変えたくない
という場合。
交差穴の中など、物理的にメディアが絶対に届かない箇所のバリ取りが必要な場合。

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