微小宇宙の創造
微小宇宙の創造
MICRO COSMOS 微小 宇宙
こころ
ーその精神についてー
1993年10月 危機に瀕していたオゾン層の保護のための[脱フロン、脱ハロン(エタン)・ワシントン国際会議]において、当社技術顧問、柴野佳英は、超音波洗浄技術に関する革新的技術を発表致しました。
その骨子は、超音波洗浄において、目に見える泡は、本来の洗浄力を発揮するキャビティではなく、超音波の強力な粗密波によって発生する、単なるガスエアレーションの結果であり、むしろ超音波洗浄の洗浄力を抑止、又は、消去するものである。
超音波によって発生するキャビティーは、正確には、[微小真空核群]とでも称するべきものである。無数の微小真空核の集合であり、それは、液体に溶解している、気体の含有量をコントロールすることによりはじめて、有効に利用する事が出来る。
超音波で発生するキャビティーと従来の流体力学で議論されているキャビティーとは、基本的に異なる現象である。
超音波によって発生するキャビティーは、液体に含まれる気体の含有量によって、ガス星雲型キャビティーと球状星雲型キャビティーに別れ、それぞれ、分布、移動方向など洗浄特性が、異なる。前者を脱指・切粉除去用後者を精密洗浄用として、区別して利用する事が、望ましい。
超音波洗浄設計は、液体の中に無数のキャビティー(微小真空核群)を創出し、洗浄に応用する技術である。キャビティーは、宇宙に無数に分布する様々な銀河に酷似しており、微小銀河(MICRO GALAXY)と称する事が出来る。
即ち 超音波洗浄設計は、強力な超音波によって、液体の中に1秒間に2万回以上の 生成と消滅を繰り返しながら、高速で移動する、無数の微小銀河(MICRO GALAXY)の正と負の衝撃力を洗浄に応用する技術である。
超音波洗浄設計は、
水の中に 無数の微小銀河を創り、
その生成と消滅時に発生する正と負の
衝撃力を利用する。
微小銀河の形状が、超音波洗浄の
能力と性質を左右する。
超音波洗浄設計は、
微小宇宙の創造である。