スクリーンマスクの洗浄技術
超音波で、4~5mm角程度の様々なセラミックスチップを 一斉に基板からの剥離する。そして、それを集めた、1万個程度のチップを同時に、バリ取り、研磨、洗浄、乾燥する。このような実験依頼が、このところ続いていた。そこへ、スクリーンマスクの洗浄依頼が、あり、それらの関連を考えながら、洗浄実験を行った。
微細チップ部品内の電極の多くは、スクリーン印刷で形成される。わずか十数µ程度の配線も スクリーン印刷で可能になるとされる。となれば、スクリーンマスクの洗浄技術も 電子部品の製造技術の進歩に 対応していかなければならない。
当社の超音波洗浄技術は、次代のスクリーンマスクの洗浄を可能にする。1日程度 塗布後、放置され固まったペースト付きスクリーンマスクも 1分で洗浄できる。
強力洗浄が出来るだけではなく、超音波出力の強弱、超音波で発生する球状星雲型の大きさの大小、発生数、消滅の速度の制御等など、洗浄力を 非常に幅広く制御できる。
スクリーンマスクの洗浄技術にも注目して欲しいと思う。
(2025.02.07)