超音波によるセルロースの生成技術 特許成立
植物の主構成要素;リグノセルロース(セルロースとヘミセルロース、そしてリグニン)から、強力な超音波でセルロースを取り出す技術の特許が成立したことを お知らせいたします。
今回、成立した特許は、硫酸も酵素も使わず、超音波と水だけで、セルロースを取り出し、バイオエタノール~バイオ燃料を作る技術で、当社は、杉、トウモロコシの茎、サトウキビの搾りかすのバガスで成功しています。基本的に 道端の雑草含めて ほとんど全ての植物から バイオ燃料を作る技術です。
地球のエネルギー問題へ 大きな貢献をすることが、可能な技術であると考えております。
さらに この当社は 取り出したセルロースから 新素材、鉄よりも強度の高い、超、超微細繊維である、ナノセルロース、ナノセルロースファイバーを作ることにも成功しています。つまり、プラスチックではなく 自然に優しい未来の新素材の生成にも成功しています。
実用化するには、まだまだ実験を積み重ねる必要があり、先に特許取得した低分子量ヒアルロン酸生成技術と異なり、量産試験設備も、それなりに大きくなるため、本業の業績をにらみながら、開発を進めます。
超音波で発生するキャビティー~微小真空核群を発見してから、約35年。時間がかかりましたが ようやく、キャビティーの消滅速度を 加速させる~爆縮技術を利用できるようになったことは、バリ取りだけではなく、これから 様々な開発、商品化に役立つと思います。
by shibano
(2024.07.11)