全自動・超音波/バレル研磨/バリ取り/洗浄/乾燥機の欠点
六角回転かごを使用し、洗浄やバリ取り、研磨の全自動機を設計する場合、最大の難点は、六角回転カゴからワークを取り出すときの蓋の問題である。洗浄・リンス。バリ取り・研磨・乾燥が 自動化されても カゴからのワークの出し入れが 自動化されなければ、本当の自動化とはいいがたい。
六角回転かごから 蓋を開閉して ワークの出し入れも自動化しようとすると次の問題が発生する。
- 蓋に対して、回転かごの回転位置を 同じ場所にしなくてはならない事。
- ワークの取り出しと収納時の 蓋の位置は、通常反対で、その位置決めが 重要であること。
- フタの開閉機構が難しく、装置内部で ふたが開く、外れる危険があり、その場合の復旧工事作業は、非常に大掛かりになること。
- 回転かごに収容するワークは、小型が多く、カゴの側面に へばりつき、人間の手でも 容易にとることができないものが多く、六角回転方向のフタを全開しても ワークは 容易に外に取り出せない。
- 回転かごは、板金加工物であり、もともと変形しやすく、フタの密閉度も安定しない。ワークが非常に漏れやすい。
- このようなことから 入り口のワーク収納機構、出口の排出機構は、構造が複雑、かつ構造的に強固に作る必要があり、非常に大きなコストがかかる。
- また、日常のメンテナンスの技術も必要で、それらを含むランニングコストも大きい。
ブルースターR&Dは この難問に挑戦、この問題を完全に解決した。現在特許申請手続き中。六角回転かごの中のワークの出しいれの完全な自動化に成功。6月の展示会;日本ものつくりワールドで発表する。
世界初・完全自動の超音波バレル研磨も可能になったのである。ご期待ください。
(2024.05.22)