超音波で発生するキャビティ(微小真空核群) 爆縮と爆発
超音波のキャビティーの挙動を説明するのに 私は、20KHzの場合、約40,000分の1秒で、キャビティ―の中心核から 外側に衝撃波が発生し(正の衝撃波)、次の約40,000分の1秒で 中心核に向かって 衝撃波が発生する(負の衝撃波)、これを 1秒間に20,000回繰り返すと 説明して来た。
ただ、消滅の速度、負の衝撃波の速度をある程度制御できるようになった今、別な表現の方が、わかり安いのではないかと思う。
すなわち 正の衝撃波=爆発、負の衝撃波=爆縮。 爆発と爆縮を 1秒間に20,000回繰り返す。これが、超音波洗浄の原理であると考えた方がわかりすくはないだろうか。そして今、爆縮の衝撃力を 新しい素材の生成に役立てようと 実験を進めている。 by shibano
(2024.04.16)