超音波を使用し、杉、バガス、トウモロコシから セルロースを 取り出す。
ブルー・スター R&Dは、杉、サトウキビの搾りかすのバガス、トウモロコシの微粉に 強力な超音波を照射し、セルロースを取り出し、さらに、ナノセルロース、ナノセルロースファイバーも 生成させることに 世界で初めて成功した。
超音波で、セルロースを リグニンなどの妨害物質から 取り出すことが出来れば、セルラーゼで、セルロースは、容易にグルコース(ブドウ糖)に変換でき、グルコースは、エタノール酵母で さらに エタノールに変換できる。つまり、バイオエタノールの製造が容易になる。環境にやさしい、バイオエタノール製造技術の誕生である。
現在、杉から セルロースを取り出すには、硫酸や 特殊な酵素に頼る必要があり、特別な技術を必要とする。超音波は、だれでも容易に稼働できるシステムになる。
世界の三大バイオマス;杉(針葉樹)、サトウキビの搾りかすのバガス、トウモロコシを 環境にやさしいバイオエタノール製造技術で 有用なエネルギー資源に変えることが出来れば、地球環境に大きな貢献ができると考えている。
ナノセルロース、ナノセルロースファイバーについて 新材料と極光を浴びているのは知っているが、当社は、まだ、この方面の研究は進めていない。
多くのバイオ燃料新技術は、補助金が費えるとともに消えている。当社は、この超音波エタノール製造ともいえるこの技術の実用化実証プラントを 準備していきたいと思う。
by shibano
(2024.03.04)