脱気用中空糸モジュールの再生試験開始
水・純水仕様の超音波バリ取り洗浄装置において、脱気用中空糸モジュールは 最重要機器で、決してコストが低いとは言えない。カートリッジフィルターをつけて、目詰まり防止対策は、必ず行っているが、フィルターの補足効率は、もちろん100%ではなく コンタミ、超音波でさらに粉砕された切粉、バリが、中空糸を目詰まりさせていく。
通常は、逆洗で、目詰まりを緩和させるのだが、詰まりがひどく、交換を迫られる中空糸が 見られる。現在は、中空糸を使用せず、目詰まりを発生させない超音波真空脱気システムBlueImpactが実用化されており、中空糸のみに頼る必要はない。ただ、超音波真空脱気システムBlueImpactは、中空糸に比較して、大きく、場所を取り 機構も複雑である。中空糸は 非常に使いやすい。
それ故、中空糸脱気モジュールは、これからも 使い続けていく。
従って、再生技術の確立は 非常に重要になってくる。
以上の観点から、当社は 再生技術について、開発実験を進めてきた。
プラスチック微粉については、今の時点では、逆洗以外、方法がない。ただ、一部の金属部品の微粉による目詰まりに、ついては、再生実験に成功し、新品同様の 性能を発揮させることに成功した事例が出ている。中空糸モジュールについては、逆洗で うまく再生循環が進まない場合、ぜひ、当社技術に 声をかけていただきたい。再生できるかどうか、検討させていただく。
[追記]
現在、上記とは別に、超小型・洗浄用・脱気装置の開発を続けています。
(2022.03.04)