金属3Dプリンター加工と 超音波バリ取り洗浄
金属3Dプリンターによる加工は「アディティブ・マニュファクチャリング」すなわち 付加製造とも言われ、従来製法では作れなかったような軽くて強い機能部品の制作、これまでは難しかった自由形状も製作できるメリットがある。3Dプリンターで製造すると、複雑な形状でも一体造形できるため、大幅に部品点数を減らすことが出来、従来20個のパーツで組み立てられていたものを、1個で代替できることも 不可能ではない。また、非常に狭く複雑な流路の造形も可能で、熱交換器などの 大幅な小型化も可能になる。
実用化も急速に進んでおり、次世代航空機ボーイング777Xのエンジン回りの30%は、金属3D造形品だと言われる。
超音波バリ取り洗浄、超音波鋳砂除去装置は、金属3Dプリンターの造形品の複雑な形状の内外面の金属粉除去には、最適なシステムである。強力な超音波は、金属3D造形の金属面を容易に透過して、内部の金属粉を洗浄することが出来る。当社の超音波技術は、この分野でもお客様の期待にお答えできると考える。
(2019.04.17)