PPS(ポリフェニレンサルファイド)のバリ取り
PPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂の精密成型品は、自動車部品などを中心にますます需要が増えています。耐熱性、耐薬品性。金属にも近い、硬さ。そして軽量、材料コストの低下。金属の精密加工品が、PPS成型品にどんどん変わっていくのは、当然だと思えます。
しかし、PPS精密成型の最大の課題は、その流動性からくる、バリの発生です。
基本的にバリをゼロにすることは、不可能です。
そのバリをとるため、様々なバリ取り手段がありますが、結局、従来の手段で、問題が解決されないため、今のバリ取り手段の大半は、特殊な竹へらなどで、人が 手で取る方法です。
これでは、コスト低減、品質の安定の妨げになります。中国などでも 人件費は急上昇していて、人手を当てにできなくなってきています。また、塵埃が出るため、作業環境も大変悪くなる。
超音波バリ取りは、PPSのような複雑形状の硬いプラスチックのバリ取りが、最も得意で、短時間に 多数の成型品のバリを洗浄しながら除去することが出来ます。
1個から7000個。実績です。
PPS超音波バリ取り洗浄装置は 当社の売り上げの30%を越します。つまり、当社の超音波バリ取り装置は PPS精密成型品のバリ取りに最適なのです。
より強力な小型超音波バリ取り装置も近日発売予定です。
(2016.05.12)