2014年1月 あらためて 真・超音波洗浄技術の勧め。
当社は 設立以来 超音波バリ取り洗浄装置の開発、販売を中心に事業を行ってきました。日本の精密大量生産にかかわる製造業の海外移転とともに 超音波洗浄機の市場が海外に移動、国内市場が 大変小さくなり、国内中心の超音波洗浄装置メーカー同士の厳しい競合が、新しい技術の開発、創造の方に向かわず、低価格化の方向にのみながれているように見えていたからです。市場も その方向に あるように思えました。
一方、アジアは、巨大超音波洗浄機メーカーが 次々出現、中国では、2000人を超す洗浄装置メーカーも少なくなく、零細を含めると、2000社を超すメーカーが競争しています。この傾向は、タイ、インドへと広がっており、日本メーカーは お客様に それらの国の超音波洗浄装置との違いを 明確にできない限り、競争力を失うことは、必死です。機械製造技術の優位さは、日本の機械要素部品の品質の圧倒的な高さに支えられてきましたが、これは、超音波洗浄装置メーカーの努力の結果では、ありません。残念ながら、超音波洗浄技術において アジア各国と日本の差が あるとは もう言い難いと 私は考えています。
このままでは、精密洗浄を必要としている日本のお客様に 日本の独自のより優れた、洗浄技術をお届けできない事態になります。そのため 昨年1月(2013年1月)、超音波洗浄にかかわったことのある日本メーカー90社以上に、私は、約20年前に開発、実用化した、まったく新しい超音波技術[真・超音波洗浄技術]を 供給する用意があると 通知いたしました。技術提携の当社からの申し込みです。これのみが、日本超音波洗浄装置の市場の活性化と アジアにおける競争力強化につながると信じたからです。
反応は ほとんどありませんでした。1年、待ちましたが。
当社は 超音波バリ取りの開発、販売を今まで以上に 力を入れてゆきますが、洗浄の分野にも 2014年は、積極的にかかわっていくことにいたします。お客様に 真・超音波洗浄技術の素晴らしさを ご理解いただけるように 努力いたします。
お客様は、既存の洗浄機で課題をお持ちの場合は、洗浄剤の種類を問わず、ご相談ください。改造含め、お答えします。真・超音波洗浄技術は、万能では、ありませんが、お客様のご協力があれば 最高の性能を保証できます。