超音波バリ取り能力の向上と革新
超音波で発生するキャビティーションで、バリが取れる条件があると、お客様から連絡を受けてから、25年。その原因が、超音波で発生するキャビティーの形状変化による衝撃力の革新的強化にあることを発見してから20年。その後、発見した球状星雲型キャビティ(微小真空核群)の研究を続けて、その新しい超音波のキャビティーの応用洗浄技術を 形状、分布、移動方向等の異なる、従来のガス星雲型の超音波洗浄技術と、区分。新しく、真・超音波洗浄技術と称し、超音波の正しい効率的応用と その応用の一分野としての超音波バリ取り技術を 実用化、発展させてきました。
2012年に入り、バリ取り専用振動子を開発、実用化。対応する超音波振動板の強化安定に成功。連続高性能脱気技術の開発にも成功。そして 新しい超音波発振器SuperMulti-PowerSweep (25KHz~275KHz)の広域同時多重波発振の周波数スイープ(発売は、2013年1月)を実現。着々と 超音波キャビティーの強化に取り組んできました。
現在、非常に多くの種類の様々なバリ取りに 成功しています。超音波バリ取りは、精密加工、精密成型部品の なくてはならない、新しいバリ取り加工技術として、定着しようとしています。日々の実験の中で、超音波バリ取り技術が、世界に広がりつつあることを 実感している2012年の暮れです。
(2012.12.21)