木材と超音波の関係について
木材は、超音波を ほとんど通過させないと考えていました。一昨日、SUSの0.5~1.5mmの板を8枚!一定間隔で並べて、超音波の透過を測ったところ、予測に反して、90%通過して、驚かされました。当社の新しい超音波技術は、従来の知識を 覆す場面が増えて、多少あわてています。重い螺旋状の刃物のバリ取り実験をするため、木の角材を刃物に通して、つるして実験しました。角材は、一面が わずかに 水面につく形です。
超音波を照射して 2分後、角材から 蒸気が上がっているので、何気なく指を触れたら、焼けるように熱い。あわてて木材の表面温度、超音波の音圧(透過量の測定)を測定。 結果、木材は、十分 超音波を透過して、発熱と言う形で、消費されることもわかりました。
ここでは、木材は、十分超音波を透過しえること。プラスチックのように 内部での振動摩擦で、熱も発生させることを、ご報告しておきます。新しい用途が生まれるかもしれませんね。
(2012.11.22)