真・超音波洗浄装置
(溶剤系)
誤解だらけの超音波洗浄を排し、真・超音波洗浄技術の採用を! 溶剤超音波洗浄機の性能を 10倍に しましょう。
日本・超音波洗浄技術の喪失と復活
溶剤の基本的物性値
臭素系溶剤/化学式 C7H7Br 及び HFC-365mfc が、日本・中国、そして一部アジアに普及しつつあります。
当社は基本的に水系の洗浄装置が基本ですが、フロンー113(CFC-113)の時代に驚異的洗浄力を誇った溶剤用の超音波洗浄技術を、再びお客様に提供させていただく事にしました。
一般の溶剤洗浄の哀しい実態
誤解だらけ・泡だらけの超音波洗浄
溶剤にどのように優れた超音波を照射しても、 溶剤の中の溶解気体を除去しなければ、振動板の表面から無数の目に見える空気の泡が発生して超音波を消してしまいます。 目に見える泡が出ていては超音波洗浄とは言えず、超音波バブリングをしているにすぎません。 これでは、溶剤超音波洗浄の本当の能力が1/10も発揮できないのです。 もう泡だらけの超音波洗浄はやめましょう。 |
伝説の超音波洗浄技術
二重界面式超音波キャビティーション強化システム
新フッソ系洗浄溶剤HFC-365mfcも、臭素系洗浄溶剤 (デップゾール/アブゾール)も、それぞれ大変特徴のある優れた洗浄溶剤です。前者は比較的フロンー113(CFC-113)に近く、後者は1.1.1トリクロールエタンに近い特徴があります。 溶解能力の指標であるKB値には大きな違いがありますが、どちらも水より密度が重く、表面張力が大変小さい。 つまり超音波で正しいキャビティー(微小真空核群)を無数に発生させる事が出来れば、素晴らしい洗浄力を発揮できるはずです。 しかし、一般フロン超音波洗浄がそうであったように、このままでは本当の超音波洗浄力を発揮できません。その理由は、溶剤の中には大量の空気が溶解して含まれており、どのように強力な超音波を液中に放射しても、振動板の表面から無数の空気の泡が発生して、超音波のエネルギーを吸収、反射、消去してしまうからです。前項の動画を参照してください。(この事実は、1993年のワシントンにおける成層圏オゾン層対策国際会議で、当社技術顧問shibanoによって発表されました。)目に見える泡を、超音波によって発生するキャビティ(キャビティーション)と思っている方が未だに居る事は大変残念ですが、超音波で発生するキャビティ(微小真空核群)は、1秒間に20000回以上の生成と消滅を繰り返す真空核です。目には見えないのです。さてshibanoは、溶剤の中から空気を効率的に除去し、かつ空気の再溶解を遮断する画期的システムを考案、特許を取得しました。 これを二重界面式超音波キャビティーション強化システムと言います。これにより、溶剤は本来の能力を最大限破棄できるようになったのです。その洗浄力の違いは、当社超音波音圧計の計測で、泡だらけの一般溶剤超音波洗浄は2~3mV同条件の二重界面式の音圧は、12V(つまり4000倍以上)であることからも明らかです。HFC-365mfc、そして臭素系洗浄剤(デップゾール/アブゾール)を、昔の泡だらけの超音波洗浄溶剤として使うのではなく、新時代の真・超音波洗浄用の溶剤として正しく使用して最高の洗浄力を確保しましょう。 |
真・超音波洗浄技術
二重界面式超音波キャビティーション強化システム付き・ワンサイクル自動・超音波洗浄装置
型式 CERES-EHS
二重界面式の溶剤用・自動脱気装置付きの超!強力・精密超音波洗浄装置CERES-EHSです。 HFC-365mfc、デップゾール/アブゾールの他、各種溶剤に対応します。 基本工程は強力精密超音波洗浄(上下遥動or 回転)⇒蒸気洗浄⇒自熱乾燥です。 左写真のようなワンサイクル自動の他に、2槽式、3槽式の自動機も製作します。 そのとんでもない洗浄力には、どのようなお客さまも満足して頂けると信じています。 |